1商品目をハンドクリームにした理由
- sweetssweetscontac
- 1月30日
- 読了時間: 3分
株式会社SWEETSは、多くの方の協力のもと、
2025年春の発売を目指してハンドクリームを製作しています。
このハンドクリームはSWEETSとして初めてのオリジナルブランドの商品です。
今回は、「なぜ、1商品目がハンドクリームなのか?」という理由についてお話しさせてください。
これは私自身の体験に基づくお話ですが、私が小学生の頃、
親子参加型のイベントで母と参加したことがありました。
そのイベントには、子どもが目隠しをして並んでいる大人の手を握り、
自分の母親の手を見つけるというゲームがありました。
弟たちが生まれてから、私は母と手をつなぐ機会がほとんどなくなり、
母の手の感触を思い出すことができませんでした。
しかし、普段から水仕事で指先のひび割れに悩む母の姿を見ていたため、
「母の手はカサカサしているはず」と思っていたのです。
なので、母の手を見つけ出せる自信がありました。
しかし実際に触れてみると、どの人の手も思いのほか柔らかく温かかったのです。
結局、母が私の手を強く握り返してくれたおかげで、無事に母を見つけ出すことができました。
帰宅後に母にそのことを話すと、「カサカサの手では恥ずかしいから」と
普段は使わないハンドクリームを塗っていたと教えてくれました。
いつもひび割れに悩んでいた母の手が、ケアをするだけでこんなにも感触が変わることに驚きました。
そして、その時の母の手が「優しい感触」だったことがとても嬉しかったのです。
時が経ち、私も母になりました。
毎日が目まぐるしく過ぎてゆき、気づけば歩いておしゃべりができるまでにわが子も成長していました。
ある日、子どもと手をつないで歩いていると、
突然「今日のママの手、すべすべであったかいね!」と嬉しそうに言われたのです。

その日はたまたま、久しぶりにハンドクリームで手をケアしていた日でした。
幼い頃、母の手を握った時に感じた気持ちをすっかり忘れていた私にとって、
この瞬間は大きな気づきとなりました。
忙しい日々の中で、私も母のように自分を労わることを後回しにしてしまっていたのです。
しかし、少し手をケアしただけで子どもはそれに気づき、嬉しそうに笑顔を見せてくれました。
私が幼い頃に感じたように、母である私が自分を大切にすると、子どもも笑顔になります。
その笑顔を見ると、私自身も幸せを感じ、素敵な循環が生まれることに気づきました。
母という立場に限らず、仕事や家事、育児に追われるすべての方が、
一日の中でほんの数秒でも自分を労わる時間を持つことで、
自分自身や周りの人の笑顔につながることを、私は実感しています。
そこで、日常で最も使い、目に触れ、物や人と触れ合う「手」に着目し、
香りで気分転換ができ、持ち歩いて自分のタイミングで使える、
日常的に使いやすいハンドクリームを作ることに決めました。
次回は、今回発売するハンドクリームのこだわりのポイントなども詳しくお伝えしたいと思います。
ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。
遠藤
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